中性脂肪の基準値と高いとされる値は?

中性脂肪の量を調べるには、血液検査でしかできません。中性脂肪を測るときには、必ず空腹時で行わないと、正確な数字が出ません。

 

中性脂肪の正常値は、血液中に含まれる数値が50〜149mg/dlの範囲です。これを基準値として、健康上問題があるかないかを判断します。

 

職場での健康診断書の欄に「中性脂肪」「トリグラセライド」「TG」などと表示されています。こうして見ると中性脂肪にはずいぶんと幅があるように見えますね。

 

たとえ基準値の範囲であっても、基準値の後半である場合は生活習慣を振り返ってみましょう。改善する点がたくさんあるかも知れません。基準値を超えた場合、つまり150mg/dl以上の数字が出ると「脂質異常症(高脂血症)」と診断されます。

 

この場合、食事療法運動療法薬物療法などが行われます。「中性脂肪値が高い」と言われてもピンと来ないかもしれません。別にどこが痛いとか、だるいといった症状がないからです。しかし、中性脂肪は皮膚の下に蓄えられれば「皮下脂肪」という形で目に見えます。内蔵に蓄えられれば「内臓脂肪」で、お腹が出てきます。

 

これが心臓に付けば心筋梗塞を引き起こす可能性があり、肝臓に付けば「肝脂肪」となり肝硬変になる可能性があります。そして一番怖いのが、中性脂肪が血液に溶け出してしまうことです。

 

これは、目に見えません。ですから健康診断ではじめて「中性脂肪が高い」ことに気がつくわけです。体内の血液に溶け出すと血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなります。すると脳で詰まると「脳梗塞」、心臓で詰まると「心筋梗塞」という重大な病気を引き起こしてしまいます。